こちらの商品は2024年10月中旬に入荷予定です。
CULT初のオリジナル・オーバードライブ・ペダル“Ray”。既にカテゴライズされているサウンドキャラクターを目指しておらず、Ray = 光線 という言葉のイメージに合致する、繊細さと力強さを兼ね備えたドライブサウンドを作ることを目的としています。タッチレスポンス、アタックの速さをまず重視し、それに相反するはずの太さや粘り、心地良いコンプ感も感じさせる、汎用性の高いモダンなオーバードライブ。それを実現する回路はRayのためのオリジナルであり、陳腐な言葉ながら、“~~系”といったジャンルには属しません。
Controls
Volume: 音量を調整します。ブースターとしての用途を考え、最大音量は一般的なオーバードライブ・ペダル以上となっています。
Drive: 歪み量を調整します。必要な歪み量はカバーしつつも最小値ではクリーンサウンドとなり、ブースターとしての使用も可能です。
Bass : 低音域の中でも限定的な帯域を増減します。弛みや破綻のない太さを再現し、歪みの質感にも大きく干渉しません。
Treble: 高音域を増減します。あえて広い範囲で高域をフィルタリングし、多くのサウンドバリエーションを作ります。
・Power: 安定化されたDC9.0~18.0V(20mA以上)の外部電源に対応しています。電池では使用できません。
Design
ケースに入れての移動時、楽屋やステージ周りでの保管時、レコーディングやライブでの使用時など、常に起こるコントロール・ノブの誤操作は、多くのプレイヤー、ギター/ベース・テックにとって深刻な問題にもなり得ます。この問題を解決するため、コントロール・ノブの突起を極力抑えるCULT独自の筐体デザインを開発しました。ノブの操作性、セッティングの視認性、誤操作の防止性、すべてを同時に叶えるデザインです。
この筐体の複雑な構造、緻密な設計を具現化するため、その素材には軽量、高強度の合金“超々ジュラルミン”を採用。すべての筐体は超々ジュラルミン素材から高い精度で削り出して作られており、緻密を極める内部構造も高い強度を保ったまま再現が可能です。また、全ての文字類は特許技術によるレーザー加工で彫刻されており、必要な文字情報が磨耗によって消えることはありません。
Circuit
「音楽的な歪みを生み出す素子をリニアにドライブさせる」、「ドライブサウンドに大きく干渉しない、しかし絶妙であり補完的なトーンコントローラーの装備」、この2つがRayの回路の根本的なコンセプトです。未だ前例がないであろう、極めて音楽的な歪みを生む“とある素子の組み合わせ”。それが作るキャラクターを損失なく出力すれば、それだけで目指すべきオーバードライブサウンド、和音の分離性と心地良い太さを両立した歪みを作れることは、開発当初からハッキリしていました。その理想とするオーバードライブを作るセクションに加え、キャラクターに大きく干渉せず、必要にして十分な音色バリエーションを作り出す2つのトーンコントローラー“Treble”、“Bass”を装備させています。その素子の組み合わせ、コンセプトのために細かく調整したトーンコントローラーの存在から、結果として前例のないオリジナルの回路となったのです。
使用される電子部品の選択にも妥協はなく、特にタッチレスポンスの速さに大きく加担しているオペアンプのコストは、多くエフェクターに採用されている汎用品と比べると100倍を超えます。
Warranty
Rayの保証期間は生産から5年間です。全てのRayの背面には、その個体が生産された年月日が刻印されています。その刻印された日付から5年間、通常使用における製品の品質を保証しており、この保証はセカンドユーザー以降にも適応します。保証期間内の修理対応は無償です。
※使用上の誤りによる故障、災害による故障、第三者によって修理や改造がされている個体の故障、傷や汚れなどの外観上の変化は保証対象外となります。修理の際にかかる送料は依頼者様にご負担いただきます。
写真は試作品のため、製品版とは背面のデザインが異なります。
大きさ:72mm(W) 144m(D) 46mm(H) ※突起含まず
重さ:515g