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CULTと多く取引のあるアメリカのサプライアーの工場に長く保管されていた、Switchcraft社製と思われるヴィンテージのコイルケーブルです。
Maestro FZ-1 / FZ-1Aに使用されているケーブルや、1960年代のギターに付属していたケーブルと近い形状のSwitchcraft社製プラグが使用されており、そのプラグの素材から、1970〜1980年代のものと推定されます。
現在ではプラグやジャックなどの機構部品メーカーとして広く知られるアメリカのSwitchcraft社ですが、古くは細かな部品だけでなく、自社製パーツを使用した様々な製品を発売しており、その中にはこのコイルケーブル / カールコードのように、複数種類のケーブルも含まれます。
1980年代以降は日本製のコイルケーブルが多く出回りますが、それらとは外観、音色共に大きく異なります。これは、アメリカで使われていたケーブルを巻きつけてコイル状にするための治具が大型で日本に輸入されず、日本で多く使用される治具と差ができてしまったためと、個人的に聞いたことがあります。
その音色は古いコイルケーブルらしく、非常に“イナたい”ものです。音のレンジが狭まるという、いわゆる劣化らしい特徴もありますが、それ以上に目立つのが倍音感が減るという点です。単にクリーンなアンプとギターを繋ぐだけでなく、歪みエフェクターなどの手前で使うと、より原音の芯が強調されたような効果が得られます。
内部の芯線はおおよそ20〜21AWGが1本の単芯構造で、スパイラル状のシールディング。外皮の断面を見て解る通り、高い製造技術の下に作られたものではありません。しかし、約半年間に渡ってロードテストもしており、実用可能な強度はあります。シールド部分の密度が薄めのスパイラル構造のため、ノイズ耐性は近代の高性能ケーブルと比べて低めですが、取り回しは良好です。
プラグの形状はストレート ⇄ L字となります。ただし、ストレート・プラグの持ち手部分が短めのため、ストラトキャスターなどの舟形ジャックに使用すると、若干抜きづらいことがあります。
どの在庫品もケーブル部分のところどころに保管時に付いたと思われる折りグセがあります。
あらかじめご了承くださいませ。
長さ:使用時 1.3m 〜 3m (実際のケーブルの長さは不明)